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2024.01.23

令和5年度第3回「健康福祉システム開発研究会」を開催しました

2024年1月19日(金)17時から18時半まで、三重大学北勢サテライト研究会として、工学研究科の駒田諭教授が代表を務める「健康福祉システム開発研究会」の令和5年度第3回をユマニテクプラザ3階の研修室310で開催しました。

前回に引き続き、より多くの皆様にご参加いただくため、対面開催の様子をオンラインでも配信し、総勢13名(うち3名は研究シーズの提出のみ)の参加がありました。

前半は、1月24日に開催される三重大学北勢サテライトシンポジウム「みえの未来図共創DAY in 北勢2023」にて当研究会の活動紹介をするため、参加者から研究シーズの発表がありました。事前にパワーポイントで提出していただいた6名の研究シーズについて、概要の紹介があり、それを受けて質疑応答の時間を設け、研究の背景・目的・推進状況・発展(社会実装)に向けて他機関との連携の可能性について協議しました。この内容は「みえの未来図共創DAY in 北勢2023」にて、代表の駒田教授より講演予定です。

後半は、三重県産業支援センターの松岡敏生氏が「暑熱環境下での農作業時の作業負担」をテーマに講演されました。安定生産・計画生産を実現する太陽光利用型植物工場における労働者の作業負担を、被服環境の工夫により軽減することを目的とした研究についてご報告いただきました。

夏期の植物工場内は暑熱環境となり労働者への負担が特に大きいことに着目し、最近、町でも見かけることが多くなったファン付き作業服の有効性や、今後の可能性についてご紹介されました。実際の作業者の被服内の温度・湿度をはじめとした多くのデータを示しながら、わかりやすく解説していただきました。質疑応答では、保冷剤付きベストと組合わせて着用することの効果と課題や、スポーツや介護の現場での利活用など、ファン付き作業服やその他の被服の更なるポテンシャルについても意見交換されました。

今年度予定していた健康福祉システム開発研究会は全て終了いたしました。当研究会は次年度も取り組みを継続いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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*健康福祉システム開発研究会について

本研究会には主に企業、大学・教育機関、行政、介護・福祉分野の関係者が参加し、産学官の連携により、超高齢社会においてもご高齢の方が健康で健やかに生活できる環境を支援し、解決していく方法を考えることを目的としています。