北勢サテライトでは、産官学連携の一層の活発化と実質化に向けて、各部局の特性を活かした研究会を設置しています。
研究会では、地域の課題を解決し、society5.0と持続可能な開発目標(SDGs)の実現を支援するために、幅広い方を対象にした専門的な議論を実施します。研究会の連携基盤を活用し、社会課題の解決に向けた共同研究等を通じて、解決方法の見出しや、社会実装を目的としています。
# | 活動名 | 代表教員 | 趣旨・目的 |
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1 | 北勢地域経営研究会 | 青木 雅生 (人文学部) |
経営者の個人的能力のみではおのずと限界がある中小企業の若手経営者に対して、異業種交流もかねた学習機会を創出し、新しい事業の可能性を広げるとともに、顧客にも従業員にも「魅力ある企業」となり地域経済活性化に寄与することを目指します。 |
2 | 北勢住宅産業研究会 | 豊福 裕二 (人文学部) |
人口減少時代における空き家対策、持家リスクへの対処、住宅ストック(中古住宅)の流通促進など、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」にも掲げられた社会的課題に対し、大学研究者と住宅関連業界の知見を持ち寄ることで、ビジネスの手法を活用した解決策を探ることを目的としています。 |
3 | 教育等に関する研究会・講演会 | 守田 庸一 (教育学部) |
教育等に関する研究会や講演会の開催を通じて、教育学部教員が有する専門的な知見を、北勢地域の学校に勤務する教員や市民等に提供することで、北勢地域の現状と課題に応じた社会貢献を目指します。 |
4 | 人間共生ロボティクス・メカトロニクス研究会 | 池浦 良淳 (工学研究科) |
様々な人間支援システムを対象に、人の特性を解析し、それに基づく高度に親和性を有するシステムの構築手法の開発、さらには、システムを高度に実現できるハードウェア開発を行うことを目的としています。 |
5 | 健康福祉システム開発研究会 | 駒田 諭 (工学研究科) |
脚部のリハビリロボット、認知症の診断支援・訓練システムなどの研究開発と運用方法について、地域の関係者と意見交換しながら、課題抽出から社会実装までの一連の流れについて研究し、持続可能なシステム開発を目指す。また、このような一連の研究開発のプロジェクト・マネジメントができる人材の育成にも取り組みます。 |
6 | IoT-B5G研究会 | 村田 博司 (工学研究科) |
Beyond 5G超大容量無線ネットワークのための電波・光融合無線通信システムの研究開発や県内北勢地域をフィールドとした実証実験等を通じて、最新の無線通信技術の社会実装を目指します。 |
7 | 北勢スマート農業研究会 | 野中 章久 (生物資源学研究科) |
地域農業分析・経営分析に基づくニーズ把握と、三重大発「自作型IoTシステム」の導入試験や農家参加による研究会を通じ、同システムの改良と担い手農家のリテラシー向上を図ります。 |
8 | 北勢バイオコミュニティ研究会 | 田丸 浩 (生物資源学研究科) |
「超スマート社会」の実現に向けて、スマート農林水産業やバイオ関連産業とデータサイエンスを融合した超スマート社会サービスプラットフォームの基盤構築を目指すとともに、SDGsに向けた新たな価値創出のコアとなる強みを有する技術について、最新の研究開発動向を調査することでイノベーションと新産業創出を目指します。 |
9 | 農業生産者の技術・販売課題解決を通じた産官学人材開発プラットフォーム | 中島 亨 (生物資源学研究科) |
北勢地域を中心とする県内の農水産物・食品の生産者が抱える生産技術および販売戦略に関する今日的課題を抽出し、調査・分析で得られたエビデンスにもとづき、課題解決のための提言を行う取り組みを通じ、地域社会の活性化に資する産官学の人材開発を行うことを目的としています。 |
10 | 伊勢湾蜃気楼シチズンサイエンス(市民科学)の企画を通じた市民の科学力の醸成 | 立花 義裕・飯島 慈裕 (生物資源学研究科) |
伊勢湾蜃気楼を通じ、三重県の特性を活かした市民参加型のシチズンサイエンスを企画することで、観光を通じた地域活性化を目指すとともに、市民の科学力の向上、海洋や地球環境への意識の向上を図ります。 |
11 | 紫外発光LEDの作製と応用に関する研究と社会実装 | 三宅 秀人 (地域イノベーション学研究科) |
文部科学省エコシステム形成プログラムにおいて、殺菌に有効な発光波長の深紫外LED開発とアプリ開発による地域連携を推進しています。 地域企業や三重県公設研究所と殺菌装置・システムの共同開発を行うことにより、社会実装の可能性を拡げ、地域連携の推進と地域強化を図ります。 |
12 | 電気電子工学の基礎を学ぶリカレント講座 ~電気回路からAIまで~ | 三宅 秀人 (地域イノベーション学研究科) |
大学の役割の一つである地域人材の育成に向けたリカレント講座を通して、北勢地域のリカレント教育に対するニーズを把握するとともに、工学研究科との共同研究や連携の基礎を築くことで、地域連携プロジェクト等による地域の産業振興に繋げることを目指します。 |
13 | SDGs研究会 | 朴 恵淑 (特命副学長:環境・SDGs) |
SDGsに関する知見・価値判断・実行力を育み、国際動向を見極めながら政府、産業界等の取組状況等を共有し、プラットフォームとして、地域性を活かした具体的政策提言を支援します。 |