知的イノベーション研究センター

トピックス
Topics

  • ホーム
  • トピックス
  • 令和4年度北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」第1回委員会を開催しました

2022.08.05

令和4年度北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」第1回委員会を開催しました

2022年7月22日(金)17時より、三重大学北勢サテライトの企画として、工学研究科の駒田諭教授が代表を務める「健康福祉システム開発研究会※」の令和4年度第1回委員会を開催しました。

昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大に配慮し、Zoomを活用したオンライン形式での開催となりました。

今回は、今年度最初の委員会のため、各参加者の方に1~2分で自己紹介をしていただきました。そして、代表の駒田教授からの研究会の趣旨説明の後、以下の2名にご講演頂きました。

①鈴鹿医療科学大学 医用工学部 医療健康データサイエンス学科 鶴岡信治 教授
「大学におけるデータサイエンス教育」

医療・福祉の分野でも例外なく到来したAI時代に求められる人材教育として、データサイエンス教育(データから価値を生み出す科学)に焦点を当て、鶴岡教授が学科長を務める医療健康データサイエンス学科での取組みや今後のビジョンについてご紹介がありました。日本が世界に追いつくために求められる視点や必要な力、それを育む学生教育という観点から、学びの質を向上させる体制づくりや、関係機関との連携を「攻めの姿勢」で推進する秘策について語られました。

②三重大学大学院工学研究科電気電子工学専攻 博士前期課程 鷲見銀河さん
(三重大学大学院電気電子工学専攻 川中普晴 准教授)
「画像処理を使用した歩行機能の評価」

現在取り組まれている、脳性麻痺患者のための運動機能評価に関する研究についてご紹介いただきました。動作の症状が様々な各患者にあった治療へのアプローチのために必要な指標GDI(Gait Deviation Index)の測定について、今の身体的、時間的、経済的負担を解消し、先行研究の課題である学習データの不均衡を改善することで、精度向上を目指す研究の進捗状況が報告されました。今後の研究の進め方について、参加者からご助言や意見交換がされるとともに、熱いエールが送られました。

総勢15名の参加があり、活発な意見交換が行われました。

次回は10月21日(金)17時から開催予定です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

______________________________________

※健康福祉システム開発研究会について

本研究会には主に企業、大学・教育機関、行政、介護・福祉分野の関係者が参加し、産学官の連携により、超高齢社会においてもご高齢の方が健康で健やかに生活できる環境を支援し、解決していく方法を考えることを目的としています。