2019.08.09
北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」第3回を開催しました。
2019年7月19日(金)17時より18時半まで、四日市市の「ナーシングホーム四日市にじ」において、鶴岡信治教授が代表を務める北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」の第3回を開催しました。
本研究会は、健康福祉に関するシステム開発を目指し、主に企業、学校(教育機関)等を対象とし、国内において今後益々進むと予測される超高齢化社会で、高齢者の人たちが健康で健やかに生活できる環境を支援し、高齢者が抱える課題を解決していく方法を提案し、社会実装することを目的としています。第3回となる今回は、企業、教育関係者、学生を中心に総勢14名の参加があり、イシズム株式会社が経営する住宅型有料老人ホーム「ナーシングホーム四日市にじ」を訪問しました。
「ナーシングホーム四日市にじ」は、救急指定の市立四日市病院南側駐車場に隣接する小規模で家庭的な施設であり、医療依存度の高い方から、積極的医療を望まない方や緩和医療をお考えの方まで、居心地の良いサービスを提供する施設です。
冒頭では、研究会の参加メンバーでもあるイシズム株式会社の永石社長より挨拶があり、その後、実際に勤務されている介護スタッフの案内の下、施設見学や意見交換を行いました。
介護スタッフのお二人には、「ナーシングホーム四日市にじ」の人員体制からスタッフの腰痛対策、施設内での感染症予防に関する話題など、短い時間ですが様々なことをお話し頂きました。
また、患者の状況に合わせて食事の個別対応ができる点など、大病院でない規模の小さい施設ならではのメリットや、仕事をする上での悩みを語って頂いたほか、慢性的な人出不足の中、時間をとられる作業をいかに省力化するかという観点で、本研究会のテーマでもある健康福祉システムの開発や実装に向けた活発な意見交換が行われました。
最後に、鶴岡教授より外部資金獲得に向けた動きについて紹介がありました。今後本研究会から派生する活動の益々の発展を期待しながら、閉会となりました。
次回の第4回「健康福祉システム開発研究会」は、9月13日(金)17時から北勢サテライト「知的イノベーション研究センター」(ユマニテクプラザ1階)で開催されます。本研究会への多くの皆様のご参加をお待ちしております。