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2022.03.30

三重大学北勢サテライトSDGs研究会 「COP26から考える鈴鹿の未来創生」を開催しました

2022年3月6日(日)14時より、朴恵淑特命副学長が代表を務める北勢サテライト「SDGs研究会」の第3回として、市政80周年を迎える鈴鹿市様の全面協力の下、開場60周年を迎えた鈴鹿サーキットホテルにて開催しました。

3年目を迎えた研究会ですが、他の研究会と同様に新型コロナウイルス感染拡大への配慮から、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式での開催とし、総勢約40名の方々にご参加をいただきました。

本研究会は、2015年9月の国連サミットで採択され、2016年から2030年までに世界各国の政府・自治体・企業・教育機関・市民などのパートナーシップによって取り組むこととなる「国連持続可能な開発目標(SDGs)」について学び、実践するためのプラットフォームになることを目指し、主に自治体、企業、NPO、学校(教育機関)、市民などを対象として開催しています。

今回は2部構成での開催となり、第1部では朴恵淑特命副学長より「持続可能な鈴鹿創生とCOP26(グラスゴー気候合意)」と題し講演を行いました。

〔三重大学 朴特命副学長による基調講演〕

2021年10月31日から11月13日にかけて英国グラスゴーにて開催されたCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)への参席経験を踏まえ、「脱炭素・カーボンニュートラル社会の形成」というグローバルな気候危機問題には、基礎自治体である「鈴鹿市」のようにローカルな単位からの取組が必要不可欠であることが強調されました。

 

続く第2部は、末松則子市長にもご参加を頂き、「鈴鹿市長と学生との懇談会」を行いました。

懇談会の冒頭では、末松則子市長から「鈴鹿のカーボンニュートラル社会形成に向けて」と題して、市の方針やこれまでの取組、課題解決に向けた新たな取組と今後の展望についてご紹介いただき、4名の登壇学生と意見交換を繰り広げました。

〔末松市長による鈴鹿市の取組紹介〕

 

会場では、地元企業が開発した環境にやさしい電動パーソナルモビリティも会場に展示され、鈴鹿市の先進的な取組紹介に学生たちが熱心に聞き入る一方、学生の日常生活におけるSDGsへの取組を尋ねた末松市長から学生に賞賛の声を送る一幕もあり、鈴鹿市・登壇学生双方にとって学びのある、大変有意義な機会になったことがうかがえます。

〔地元企業が開発した環境にやさしい電動パーソナルモビリティ〕

 

〔市長と学生の懇談〕

 

今回のテーマからはSDGsの中でも特に「7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」「12 つくる責任 つかう責任」「13 気候変動に具体的な対策を」といったゴールへの関連性が高くなりましたが、またSDGsの色々なテーマで市長と学生との懇談会を開催できることを期待します。

〔記念写真(*撮影時のみマスクを外していただきました)〕


来年度も引き続きSDGs研究会を開催していく予定です。詳細は決まり次第ホームページ等でご案内致しますので、本研究会へ多くの皆様の参加をお待ちしております。

以上