2019.03.06
三重大学北勢サテライトワークショップが開催されました
2019年2月22日(金) 三重大学知的イノベーション研究センターの開所式を記念し、北勢サテライト運営検討部会の特別バージョンとしてワークショップを開催しました。
このワークショップは、「『地力の強化』×『イノベーション』~北勢サテライトの設置を契機として~」をテーマに掲げ、北勢エリアを舞台に、自身の専門性を生かしてどのような活動を展開してみたいか、他の部局の先生と連携したら楽しそうな取り組みのイメージは何かを切り口に設定したものです。
限られた時間ではありましたが、真新しいセンターのゆったりした空間の中、運営検討部会の委員に駒田学長と畑中工学研究科長、そして北勢サテライトの活動を現場でけん引するコーディネータ、全体を下支えする事務がメンバーとなり、活発な意見交換が行われました。
各参加者からは、高齢化社会を見据えたAIを活用した健康福祉システム開発やIoTを活用した持続可能なシステムの開発、地域特性を生かしたコンビナートの安全性向上への取り組み、北勢地域の特性に交わりながら基礎研究の活発化、若手経営者向けの人材育成や関係人口の増加策等を目指したしなやかな地域づくり、地域での三重大学のプレゼンスの向上や現場とキャンパスの交流の深化といった意見が出されました。
このほか畑中研究科長からは、北勢サテライトでのオール工学研究科体制の下、三重大学と地域がwin-winとなる関係性構築への期待についてコメントがありました。また、駒田学長からは、共同研究に参画する教員数には伸びしろがあるため、文系・理系を問わず共同研究の面白さや充実感を感じてもらいたい。またサテライトの目的に掲げる地域の課題を活用した実践的な教育を一層活発化するうえで、学部横断的な教育カリキュラムへの期待などについてコメントがありました。
この日のワークショップはごく限られた時間での開催となったため、この続きは日を改めて新たなセンターでの意見交換を行うことでタイムアップを迎えました。
なお、このワークショップの熱気をそのままに、合同開所式終了後には、新センターに隣接する市内某所に場所を移し、北勢サテライトの新たな門出を祝した意見交換会が行われました。
多くの方々からの期待を感じた、北勢サテライト知的イノベーション研究センターの開所イベントは、今後活動の中核を担う教職員が一体となってスタートした記念すべき一日となりました。