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2022.03.18

ユマニテクプラザ5者連携セミナーで伊藤公昭学長アドバイザー・(株)三十三総研 代表取締役副社長が講演を行いました

三重大学は、ユマニテクプラザにおける「知の拠点づくり」を目的に、東京大学、三重県、三重県産業支援センター、みえ大橋学園の5者により連携協定を締結し、地域の活性化を推進するため、様々な教育研究活動を展開しています。

令和4年3月15日(火)、5者協定締結3周年を記念し、この5者主催によりセミナーを開催しました。コロナ禍の影響により一度は延期となりましたが、無事開催することができました。今回もハイブリッド形式で開催し、オンラインでご参加いただいた元北勢サテライト長の鈴鹿医療科学大学 鶴岡信治教授(三重大学名誉教授)も含め、会場参加42名、オンライン参加46名と多くの方にご参加いただきました。

セミナーのメインテーマを「産学官連携で実現する地方都市圏の豊かさ」とし、サブテーマに「~産業の高度化と快適な都市空間形成の両立を目指して~」を掲げました。

今回のセミナーでは、最初に名古屋学院大学 現代社会学部の井澤知旦教授が「クリエイティブな人々に選ばれる都市の条件とは」と題してユマニテクプラザ会場から、続いて東京大学大学院 工学系研究科の瀬田史彦准教授が「持続可能な都市圏形成のための主体間連携」と題して東京からリモートで、それぞれ講演を行いました。

そして、最後に本学の伊藤公昭学長アドバイザー・(株)三十三総研 代表取締役副社長が『「構想力を磨く」―企業価値創出を目指して―』と題してユマニテクプラザ会場から講演を行いました。

かつては“ジャパンアズナンバーワン”と言わしめた日本。現在の日本においては何が足りないのか。それは、課題先進国日本が、これまでの経験を活かしつつ豊かさを実感できる社会を実現するため、ゼロから一を生み出す力、つまり「構想力」のあるリーダーの育成である。これは、産学官における共通の課題でもある。産学官の協働により人材を育成し、共創社会の実現に向け取り組むことによって、地域が活性化し、豊かで快適な“まちづくり”にも貢献することができる、という説得力のある講演でした。最後に、ユマニテクプラザには産学官連携の拠点となり得る絶好の環境があるので、是非5者が一体となって、この地域の活性化に取り組んでほしいとの発言がありました。

今回のセミナーでは、3人の講師にご講演いただきました。人口減少、コロナ禍といった大きな環境変化のなかで、我が国の中でも有数の産業集積地がどのように取り組めば、より一層高度化できるのか、また、人々が魅力的だと実感できる都市空間形成には、どのようなアプローチが必要なのかを考える上で、多くのことをご示唆いただきました。

なお、このセミナーの模様は、ケーブルテレビCTYのニュース番組で放映されましたので、こちらもご覧ください。

▼CTYストリーミング放送(3月16日放送分)

CTY CNS ストリーミング放送 (evv.jp)

*掲載期間:放映より1ヶ月