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2024.02.21

「令和5年度 四日市市民大学 21世紀ゼミナール」第5回(最終回)を開催しました

令和6年2月17日(土)、四日市市地場産業振興センター(じばさん)の研修室において、今年度5回目(最終回)となる「四日市市民大学 21世紀ゼミナール」(四日市市からの委託事業・北勢サテライトが企画運営)を開催しました。

令和5年度は、「齢を取っても若い体(医療における工学の進歩)」を統一テーマに計5回の講座を企画し、様々な分野で人工知能やロボットが注目されている現代における工学の目覚ましい進歩と、それらが実際の医療分野で活用・応用されている実例について、三重大学工学部の教員が解説してきました。

最終回を迎えた今回の講座では、「ICT・AIの基礎とその社会基盤としての役割 ~私たちはAIの中で生きている? ~」と題して、三重大学工学部の川中普晴(かわなか ひろはる)教授が講師を務め、24名が参加されました。

講座の前半では、現在の社会で流行りのAIは、これまでのIT、ICT、IoT、ビッグデータといったトレンドから繋がっている通信技術発展の流れから生まれたこと、AIは機械学習やディープラーニングを含む幅広い技術を包括する用語であること、などの説明があり、それぞれの用語について分かりやすい解説がありました。後半では、ご自身の研究を踏まえ取り組んでいる医療・福祉分野でのAI技術の活用事例などの紹介がありました。

現在、AIは私たちが豊かな生活を送るために必要不可欠な技術ですが、知らないうちに生活に溶け込んでいるがために、理解もせずに技術を使っていることを認識しました。それだけに、今後、私たちに必要なことは、AI技術などの動向を収集し知識のアップデートを行うこと、ネットから溢れる情報を丸呑みしないこと、何よりも個人個人の倫理観が重要であること、などを理解することができました。

今年度の学習プログラムは終了しました。来年度も、三重大学北勢サテライトでは、総合大学の特色を活かしたプログラムを企画し、市民の皆様にご興味を持っていただきたいと考えております。是非、多くの方にご参加いただきたく、よろしくお願い申し上げます。