2023.10.04
ユマニテクプラザ5者連携セミナーを開催しました
三重大学(北勢サテライト)は、ユマニテクプラザにおける「知の拠点づくり」を目的に、東京大学、三重県、三重県産業支援センター、みえ大橋学園の5者により協定を締結し、地域の活性化を推進するため、様々な教育研究活動を展開しています。
その一環として、令和5年9月28日(木)、「意欲溢れる人材が活躍でき、国際競争力を有する企業が集結する魅力的な地方経済圏域とは」をテーマに、ユマニテクプラザ5者連携セミナーを開催しました。会場となったユマニテクプラザでは63名、オンラインでも34名にご参加いただきました。
学校法人大橋学園の大橋正行理事長の開会挨拶の後、経済産業省 地域経済産業グループ 地域経済産業政策課長の川村尚永氏より「地方経済における産業政策の5つの論点-国内投資回帰、GX、DX、中堅・中小企業、産学官連携-」と題した基調講演があり、国による様々な産業政策をご説明いただきました。
続いて株式会社FIXER 代表取締役社長 松岡清一氏より「AI人材育成を通じた地域経済活性化に向けて~ChatGPTとプロンプト・エコノミーの可能性」と題した講演があり、三重県や四日市市における生成AIの活用事例や、最新の技術によってより専門的な業務を効率化する可能性についてご説明いただきました。
松岡社長による講演後には、会場参加の三重大学 工学研究科の三宅秀人教授から、「GaiXer(ガイザー)」に「学生が勉強するようになるためには、どうすればよいか」を質問していただきたいとの発言があり、参加された皆様が思わず笑いに誘われながらスクリーンを注視される中、早速松岡社長にデモを行っていただきました。
*「GaiXer(ガイザー)」について
(株)FIXERが 開発・提供する、ChatGPT等に代表される生成型AI技術を活用した行政・企業向けサービス。
工学研究科 三宅秀人教授
三重県北勢地域を魅力的な地方経済圏域として更に発展させていくためには、産官学が一体となって取り組むことが喫緊の課題であることを、改めて認識するセミナーとなりました。
なお、このセミナーには、三重大学インターンシッププログラムの一環として、三重大学の人文学部・3年 山中 翔太さん、生物資源学部・3年 高井 菖汰さんの2名が会場にて参加しました。三重大学(北勢サテライト)では、三重大学の教職員だけでなく、学生にもサテライトや北勢地域に足を運んで様々な活動を展開してほしいと考えています。本日ご講演いただいた松岡社長の(株)FIXERは、ユマニテクプラザのテナント企業です。昨年度、FIXER社の長期インターンシップ(3ヶ月)を希望した工学部の学生5名が、このユマニテクプラザを拠点に参加しました。今後、三重大学の学生及び教職員に足を運んでもらえる様々な企画を検討して参ります。
山中翔太さん(左)と高井菖汰さん
今回のセミナーの様子は、ケーブルテレビCTYのニュース番組で放映されましたので、こちらもご覧ください。
▼CTYストリーミング放送(10月2日放送分) CTY CNS ストリーミング放送 (evv.jp)
*掲載期間:放映より1ヶ月