知的イノベーション研究センター

2021年12月2日（木）14時より、ユマニテクプラザ研修室において、工学研究科の村田教授が代表を務める「Iot/B-5G研究会」主催のセミナーと勉強会を開催しました。

村田教授は、令和3年度の国立研究開発法人情報通信研究機構「Beyond-5G研究開発促進事業」において、5者により共同提案した「超大容量超低遅延無線のための電波／光変換・制御技術」が代表者として採択されており、研究会はこのプロジェクトを推進する上で大変重要な位置づけとなります。

プロジェクトを円滑に推進し、研究開発された技術を社会に実装するにあたっては、地域の企業や自治体のご協力は不可欠です。そのためセミナーと勉強会には、プロジェクトメンバーに加え、四日市市、四日市商工会議所、三重県産業支援センター北勢支所他から19名、村田研究室の学生20名（オンライン）など39名の参加を得て、最新の無線通信技術や社会実装をテーマとする3件の講演と、光無線通信機のデモンストレーションを行いました。

講演１：次々世代無線通信技術の動向－Toward-B5Gプロジェクトの紹介－　講師：三重大学工学研究科　村田博司教授

講演２：最新の超高速光無線技術について－光無線通信機のデモ含む－           講師：東洋電機株式会社　ベッカリ・アブデルモウラ氏

講演３：三重・北勢地域を支える通信インフラ事業社－CTY社のご紹介－        講師：株式会社シー・ティー・ワイ　金森秀貴氏
（注）シー・ティー・ワイ社は、プロジェクトの「社会実装協力者」です。

          

〇Beyond-5G研究開発促進事業に関する三重大学のニュースリリース（2021.9.24）
https://www.mie-u.ac.jp/report/files/da023f372bd155c01a28d130a2b0cf8a.pdf

なお、このセミナー＆勉強会に先立ち、プロジェクトメンバーによるミーティング（ハイブリッド型）の開催とともに、社会実装時のご協力を予定する四日市市役所を訪問しました。市役所の訪問では、幸いにも森市長を表敬訪問する機会が得られ、村田教授をはじめ、稲葉副学長・北勢サテライト長、プロジェクトメンバーが、市長、副市長、関係幹部の方々に対してプロジェクトの経緯、研究概要をご説明いたしました。

四日市市では社会情勢の変化等を見据えつつ、新しい時代の中心市街地形成を目指す「中心市街地再開発構想」が計画されています。市役所ロビーには、その将来像となる模型が展示されており、本プロジェクトの成果が四日市市の未来づくりに貢献できることをイメージしつつ、社会実装を議論する上での参考として視察しました。