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2022.12.15

「令和4年度 四日市市民大学 21世紀ゼミナール」 第5回(最終回)を開催しました

令和4年12月10日(土)、四日市市にある「ユマニテクプラザ」の研修室において、令和4年度5回目(最終回)となる「四日市市民大学 21世紀ゼミナール」(四日市市からの委託事業・北勢サテライトが企画運営)を開催しました。コロナ感染が心配される中、延期・中止することなく無事に最終回を迎えることができました。今回の講座は、発声法を学ぶ音楽の講座でした。本来であれば感染を気にすることなく、大きな声を出したいところでしたが、講師を始め参加された22名の方々には、マスク着用にご協力いただきました。

今年度は、「ウイズコロナの時代を乗り切る知恵…多方面の研究から学ぼう」を統一テーマに、5回シリーズで企画し、三重大学が行う多種多様な学術分野の研究を切り口に、新型コロナウイルスという試練と戦い、この時代を乗り切るヒントを市民の皆様と共に探し、考えてきました。

最終回を迎えた5回目の講座では、「YUBAメソッド~音痴矯正-誤嚥防止-認知症改善に有効な、不思議な発声法~」と題して、三重大学名誉教授(教育学部)の弓場徹先生が講師を務め、ご自身が実践研究に基づき体系的に構築した発声法(YUBAメソッド)について、実践を何度も繰り返し、この発声法の効果を実感しました。加えて、誤嚥による強い咳き込みは飛沫感染につながりやすいとのことで、コロナの時代にマッチした、飛沫を飛ばさず、しかも音量を抑えて近隣に迷惑が掛かりにくい発声法を学びました。参加された皆さんは、楽しそうに取り組んでいました。また、この発声法をマスターすることで、音痴の矯正だけでなく、健康の維持・増進にも役立つことを知ることができ、自分に適した健康法を考える上での選択肢の一つとなりました。最後に弓場先生から、「この発声法の練習に取り組んで誤嚥を防止し、おいしく食べて、コロナの重症化を防ぎ、健康寿命を延ばしましょう。」とのご発言があり、講座を終了しました。

今年度の学習プログラムは終了しました。来年度も、三重大学北勢サテライトでは、総合大学の特色を活かしたプログラムを企画し、市民の皆様にご興味を持っていただきたいと考えております。是非、多くの方にご参加いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

以上