知的イノベーション研究センター

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2019.05.16

「教職協働機能の強化に向けたWG」オフサイトMTGを開催しました。

2019年4月26日(金)15時45分より、三重大学の地域連携機能として新設した「北勢サテライト知的イノベーション研究センター」に大高事務局長を始めとした14名が集い、「教職協働機能の強化に向けたWG」のオフサイトMTGを開催しました。

この「教職協働機能の強化に向けたWG」は、三重大学の教育研究力の強化に向けて、事務機能・組織の在り方を再構築するため、大学運営の中枢を担うベテランと中堅事務職員が中心となって今月から発足しました。
WGの検討には、ベテランと中堅事務職員のみならず、大学の将来を担う若手職員の巻き込みは重要です。検討のプロセス自体が、必ず将来の大学運営を担う基幹人材の育成に生かされるとの想いから、若手職員も様々な検討の場面に参画を予定しています。

今回はその第一弾の企画として、鶴岡サテライト長(産学連携担当副学長)を特別講師として実施しました。鶴岡サテライト長からは、三重大学地域拠点サテライト構想の概要や取り組み実績をはじめ、三重大学が取り組む産学官連携活動として、地域課題の抽出から課題解決方法の提案、そして社会実装を目指す取り組み方等についてショートレクチャーが行われました。

続いて、参加者による意見交換を行い、鶴岡サテライト長からは、「地域の発展を支える上で企業の持続的な発展は欠かせず、アメリカでは、大学が地域の企業と一体となって人材育成と研究をスパイラルアップする仕組みが出来ており、その意味での大学の役割は大きい。」「大学と企業や自治体をつなぐスタッフは重要な位置づけであり、今後、コーディネータ機能の拡充や事務職員の役割の見直しが期待される。」「産学官連携を活発化するには、まず相手側との交渉が必要であるが、連携のきっかけとなる話を引き出す上では、教員ではないスタッフの配置が有効な手段になる。」「これまでの共同研究等は教員個人に依存する形態であり、個人対個人であったが、これからは組織対組織へと産学官連携の形態を変えなければならず、その中で一層事務職員の活躍が期待される。」「組織的な連携をするには、自分で壁を作らず、積極的に活動を展開して、地域と大学創りに力を発揮してもらいたい。」といった想いが託されました。

若手職員は日ごろ目の前の仕事に向き合う時間が多く、大学全体の取り組みや、他の部署の取り組みに触れる機会が少ないこともあり、直接大学執行部メンバーから話を聞ける貴重な機会となりました。
実績と経験が豊富な鶴岡サテライト長の熱弁は、引き続き行われた交流会でもとどまることなく展開され、平成最後の金曜日は内容の濃い、厚みのあるプレミアムフライデーとなりました。